今日ももいちど、よっこらしょ

知的財産界隈で生息しています。地味に派手に面白い仕事だと思っています。

弁理士の仕事。今はTime to say goodbyeなのか。

弁理士の代表的な仕事は新規出願≒明細書を書くことだろう。企業内弁理士の場合は、明細書を書く企業もあれば方針を事務所の弁理士の方と共有するだけで自分自身は明細書を書かない弁理士も多いと思う。

  弁理士の仕事としては、ほかにも、リエゾン、中間対応、審判、訴訟、無効調査、抵触判断、訴訟、契約、調査諸々などがありそうだ。

 

 弁理士になっておきながらあれだが、個人的には、弁理士の代表的な仕事であるリエゾン&新規出願が一番好きでない。好きでない∵苦手だから!ということなのかも知れない後ろめたさもあるが、何件取り組んでもなかなかワクワクポイントが見つからないのが現状だ。

 新規出願のワクワクポイントは、最先端に触れられる喜び、まだ世に出ないものを知れる喜びだと思っていたのだけれど、担当している分野が技術がサチってる分野だからなのか何なのか。少なくとも、大学で研究していた頃に比べると、思っていたより”最先端感!!”がないことにがっかりする。

 

未来的!!わくわく!を感じらえるような発明は権利期間の20年のうちに、公開の代償を回収できるのは最後の2~3年ぐらいで、もっと長期にわたり公開の代償を回収できるような発明は既存技術の焼き直しで、ワクワクするようなものではないだろうか…。公開の代償を回収しないと企業が回らない(≒儲からないものには金は出せない)現状では、わくわくするような発明を出願する余裕自体がないのかもしれない。

 

最先端の基礎研究さえそのような煽りを食らっている時代。営利企業がそうなるのは仕方のないことか…(T_T)。

「日本発のノーベル賞は減っていく……」 科学界に不安が広がる理由

 

一方、弁理士の別の仕事である中間対応、審判、訴訟、無効調査、抵触判断、訴訟、契約などは、”最先端感”とは関係なく、審査官や明細書や裁判官や、当事者間のロジックの交換というかコミュニケーションというか、上手くロジックを組めた者勝ち!というところが面白いと感じている。(※もちろん、ロジックがいかに正しかろうが、ビジネス上の力関係などで通用しないこともあるが。それはそれでまた面白い。)

 

仕事なんだから楽しくないのは当たり前という論があるのは知っているが、楽しくなくても乗り越えられる仕事を楽しい仕事というのだと思う。必要な我慢と必要でない我慢があるのと同様に、仕事にも楽しくないが頑張れる仕事とそうでない仕事があると思う。楽しくない仕事で人生の大半を消耗するのは、ほかに理由がない限り無意味だ。

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新規出願は弁理士の基礎!米!!イチローだって素振りしまくってヒット量産している!!という気持ちで仕事に取り組んできたが…そろそろキツイっす…。

 

Time to say goodbye~♪ なのか?そうなのか?

Byeしてどこ行く問題が生じますが。